WEBセミナーでいただきましたご質問について、お答えさせていただきます。

Q:アスベストの資格について詳しく聞きたいです

A:3種類あります。事前調査ができる石綿含有建材調査者、実際の現場で指示・監督を行う石綿作業主任者、実際の作業を行う石綿作業従事者です。

石綿含有建材調査者・・・解体や改修を伴う工事について、石綿含有建材が含まれてるかどうかの事前調査を行う資格
石綿作業主任者・・・石綿が含まれている建材等を扱う作業をする場合の指示・監督を行うための資格(解体作業時には現場に常駐すること)
石綿作業従事者・・・作業主任者の指示の下、実際に作業するための資格
※調査者のみの資格で作業主任者の業務はできません。逆に作業主任者の資格のみで調査はできません。(それぞれ資格が必要ということです)同じ人がそれぞれの資格を持っていればそれぞれの職務にはつけます。片方の資格で兼務できないという意味です。
※作業主任者はその作業に従事することができます。(従事者資格は不要)逆に従事者のみの資格で作業主任者にはなれないということです。
Q:メーカーの証明か、品番でしか、石綿無しと判断できないとのことでしたが、状況証拠の寄せ集めによって、調査者の判断で石綿無しと判断しているものもあります。こちらはNGでしょうか。メーカー証明や品番確認がなくとも「石綿無し」と判断していいでしょうか。
A:状況判断で「石綿含有なし」とはできません。なしと判断する場合には、必ずエビデンス(2006年9月1日以降の建築確認申請日である。メーカーの証明など)が必要です。状況判断は恐らく『みなし』という判断ですが、『みなし』は石綿があるとみなすのみで【無いとみなす】とは出来ないことを予め理解してください。
Q:リフォーム会社として、石綿含有調査の費用をいただくことは同意見ですが、見積無料が基本のリフォーム見積についてどの程度の費用を、どのように施主から頂くのが良いのでしょうか?
A:費用は各会社が設定してもらえれば良いと思います。当社では事前調査をご依頼いただく場合、書面調査20,000円+現地調査20,000円(交通費別途)をいただいております。
Q:他社競合の場合、調査費がネックになり競合負けしてしまう可能性があるのですが、対策はありますか?
A:他社が調査費を取っていない。「諸経費の中でやっておきますよ」となどと言っている。などの情報はあります。実際のところそのような会社はしっかりやっているリフォーム(建築)会社と判断できるでしょう?役所はそのような会社があれば教えてください。調査に入ります。とコメントしています。逆に調査をするしっかりとした会社ということをアピールしてください。

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